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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

準備を終えてきました。

マスタリング機材

幕張メッセでの講演を前に、機材の搬入を行いました。今回のメインEQは、SPL PQとCUSTOM AUDIO GERMANYのHD250A。まあ、両方ともかなりの個性派で、その上日本では余り考えられない構成だと思うのですが、リミッター・コンプレッサーの類を一切使用しません。それで、所謂音圧を上げていこうという試みでもあります。僕の手法からすると、これで十二分に音圧は上げられます。むしろ、上がりすぎるが故に、右側のNEVEミキサーが存在するとも言えます(ミキサーで、リアルタイムで音量調整しないことには、どうにも聴いていられなくなります)。それほどに、近年世界のスタジオで活躍する最前線のEQは、ヘッドルームのS/Nが凄まじく良いわけです。 あと少し写っていますが、Genelecのスピーカーを協会側から手配して頂き、新作のスピーカーを聴かせて頂きました。Genelecの同軸スピーカーは、初めて聴きましたが非常に好印象でした。所謂今風の音ですが、ただその今風を高密度で表現してくれるのであれば、こちら側としては非常に捉えやすい音と感じられます。講演会場という性質柄、広い空間での音作り故、相当に音を捉えづらく感じられると思っていましたが、このスピーカーにはかなり助けられました(当スタジオにも導入検討)。 使用する音源は、僕がこれまでにマスタリングやリマスタリング、またミキシング&マスタリング、加えて企画から全て携わった音源などを使用する予定です。インターナショナルで受けている業務故、国際色も非常に豊かです。 明日は午前中に講演ですが、物凄く楽しみです。

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