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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

朝からミキシング・マスタリング

朝からミキシング・マスタリングでした。以前から気になっていた、Flaxのプラグインがサブスクリプション型に変更されたのでインストールし、仕事をスタートしました。最近アナログ機材とデジタルの住み分けが自分の中でも再構築され始めていて、非常に整理された音源を制作できる喜びがあります。アナログは兎に角パワー感があり、豊かな音を作るのは絶対的にアナログありきなのですが、ある種の豊かさは飽和とも取れるようなサウンドを生み出すことがあるので、それを如何にカバーしながら上手く纏めて行くのかはデジタルに任せた方が良いということも多い気がします。勿論楽曲によってケースバイケースで、良いと思えた音源もふとしたきっかけで一気にダメに聴こえてしまったりと、その微妙なニュアンスを行き来する面白みというものを感じることもできています。

それぞれの強みというものを如何に生かすのかという所もありますし、使用している機材が基本的に日本未発表の重厚感あふれるものが多いので、サウンド自体が痩せるくらいで丁度良いと思うものも多くあります。そういう側面からも、プラグインとアナログを上手く使いこなしていくことで、行き付きたい世界観に近寄っていけるのかと思います。

一番重要なのは、理想の世界観を持ち合わせていることかと思います。意外と理想を持たずに音楽の制作をされているケースが多く、何処に行き付きたいのかが明確でないがために余計に難しさを感じられているケースも多く見ます。先ずは音楽が好きで、自らの世界観を作り上げるところから始めてみるというのも手かもしれません。

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