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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

マスタリング担当曲が、ヨーロッパでチャートイン

ヨーロッパ・マスタリング曲

嬉しいです! マスタリングを担当した、ドイツのヒップホップグループ Die Denkaz の新曲、『Plusch am bau』がヨーロッパチャートで19位にランクインされました。現段階でもスマッシュヒットの状況なので、ここから月間でどれ程の数字が出てくるかが非常に楽しみです。自分が恋い焦がれたヨーロッパでの成功という意味では、1つ形になった出来事として認識できるかと思います。 ヒップホップというジャンル分けで行けば、間違いなく年間で1.2位を狙える場所につけていると思いますし、アワードも何かしら取る状況にあるかと思います。 また何時もコンタクトを取っているメンバーのステファンは、非常に人間的にも素直で素晴らしい気質の持ち主で、提案したことには様々な形で答えをともに見出してくれます。昨日だと、インドから受注した楽曲の出来が素晴らしかったので、インド側に許可を得てステファンにもその仕上がりを聴いてもらったところ、 『The indian Song mixing by you sounds soooo nice. I listen to it 10 times now the song plays on repeat』 との返信が来て、結局夏に向けて発表するアルバムでは、サウンドプロデュースからミキシング・マスタリングまでを担当する話し合いになっています。 一貫して僕の音作りの考え方というものは、次世代の更にその先を行く最先端のことのみ考えてきたので、今現在は世の中にない音を作り出すことを重要視してきました。世界の何処かで誰かがやり始めることや、少し話題になり始めたら僕の中では既に古い音だと認識しています。半年前の自分は、既に過去の人間ですし既に時代からは取り残されたという認識です。なので半年後今ここにいる自分が最先端であり、世界の最も進んだ場所で様々な要求を受け、次の深化と進化へ取り組んでいます。ですから、チャートの中でどういう立ち位置で自らが勝負できているかが最も重要であり、その中で世界の人々からどういう形で評価されたかという一つの指標でもあります。 また今後の音楽媒体の在り方として、ミリオンセラー(売上枚数)という考え方もすでに過去のものとなり、欧米ではすっかりストリーミングへと移行が完了しています。今後はチャートと再生回数がその楽曲の価値を決めることとなり、更にはその価値を基準として新たなビジネスモデルも構築されることとなります。 世界での成功を夢見てきましたが、やっとその土俵に上がれたという感じです。また、その成功というものが、過去のものを積み重ねたのではなく、最先端技術と最先端の価値を組み合わせたものの上に立っているが故に、非常に満足している状況にあります。ただ最先端と言われるものは、次々に更新されるので、自分の価値基準もあっという間にまた書き換えられ、直ぐに満足感のない生活に戻ることは、容易に想像できています。ただ、その不満足な精神状態こそが、進歩や発展の原動力なので、常に刺激的なこの世界が大好きです。

ピアノの方も、これくらいに移り変わりが激しくてもよいはずなのですが、メーカーが出してくるトレンドに右向け右の状態で、もう少し発展性があってもいいかな・・・と思っています。しかもそのトレンドというものが、製造コストと運営状態に由来しているところが、何とももどかしい感じです。この辺りの運営は、うちの会社としても更に昇華させて可能性を引き上げられると考えているので、世界のスタジオワークからフィードバックを重ねていきたいと考えています。

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