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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

IGS Audio S-Typeのデモ動画。


ずっとやりたかったことでしたが、加瀬君が正式に加入したことで大分幅が出てきました。彼がIGS Audioのプロダクトスペシャリストとして、実際に機材を使用してのデモ動画を作成できました。今後さらにクォリティを上げていきたいのですが、先ずは機材の特性と使い方みたいなものを知って頂く良い機会になるかと思います。

S-Typeは、昨今のIGS Audioの傾向のままに、クローンとしてリリースされている中では、最も濃厚なサウンドテイストと言える機材です。会社のスタジオに、SSL- XL DESKがありますから、本家のSSL Bus compressorというのは良く知っているつもりですが、それよりも更に濃密で最近の機材らしく以外と垢抜けたサウンドテイストでもあります。自分自身もこの機材を使ってミックスをしている立場なのですが、今自分自身の環境として、ドラムミックスに使うバスコンプレッサーは、elysia MPressor、IGS Multicore、Bettermaker V502、そしてこのS-Typeを使い分けています。まあ、何と言いますか、ご覧いただいてお分かりのように、自分で言うのもなんですが非常にゴージャスなドラムバスのコンプレッサーをそろえてあります。今月末には、IGSのV8も入ってきますので、テンコ盛りといった感がありますし、エフェクトもNEVE RMX16 500やEventideのハードを用いていますから、それはもう何でもありのドラムミックスを作っています。ここまでしないと、海外の仕事というものが中々成り立たないというくらいのレベルを誇っていますが、それ以上に自らが求めるサウンドテイストと、加えて各楽曲に合う合わないを吟味していると、どうしてもこういうラインナップになってきてしまうのかと思います。また、最近導入したHeritage AudioのMCM20.4とS-Typeを組み合わせると、とんでもなくノーブルなサウンドを生み出します。今までNEVEと言えば、88系に触れるくらいしかなかったのですが、今回のHeritageは73系。そこにIGS Audioを組み合わせると、それはもう素晴らしいの一言です。因みに、先日も紹介しましたが、ドイツ映画 “Vincero'”の主題歌を担当した折に行った強力なパーカッションのサウンドにおけるマスターバスはこのS-Typeです。


SnareにはBlue Stripeが強力にかかっていますし、様々なテイストを作り上げるには山ほどプロセスを踏んでいますが、そうした大きな器の全体像を纏め上げるのが上手いともいえる機材でもあります。あと、昨年プロデュースを担当させて頂いた女性アーティストの楽曲を、再度僕の方で理解を変えてリメイク版を出させていただいたのですが、この楽曲のパーカッションでもドラムバスをS-Typeが担当しています。



僕の場合は、いわゆる洋楽の参加楽曲が殆どで、ミキシングするアーティストも殆どが海外メジャーのアーティストなので、少し遠く感じてしまうかもしれませんが、実際に機材に触れて行うプロセスとしては、決して難しいことをしているわけではありません。しかし、自分が実際に使用してみた中でのこうしたノウハウから、機材を皆さんにご紹介できることは非常にうれしい限りですので、ご参考にしていただければ幸いです。

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