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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

史上最強のマイクプリアンプ SPL Crescendo

今日も充実したレコーディングを楽しむことが出来ましたが、当スタジオが最も強みを発揮する一つとして所有しているのが、SPL Cresceondです。150dBものサウンドをキャプチャーできる器というものは、聴いたことがないほどのクリーンサウンドとダイナミックレンジを感じることが出来ます。何をもって史上最強とするのか・・・という議論は様々な余地があるかと思いますが、最も新しい考え方且つ、最新の哲学が産んだサウンドという意味からすれば、このマイクプリアンプにかなうサウンドというものはあと3年ほどは無いのではないかと思います。実際にバリバリのオペラ歌手のレコーディングというものを、経験したことがありますでしょうか?ドラムのキックなど可愛く感じるほどの声量を発しており、そのダイナミックレンジというものは途轍もありません。

数値を図ったことはありませんが、2000人級のホールでノンマイクで観客席の隅々まで歌声を響かせるわけですから、そう扱いやすい音量ではないか事は想像に難しくないかと思います。特に最近のトレンドというのが、クラシックでもかなりクローズなサウンドを生み出しており、リアルという意味で言うのであればポップスやロックと変わらない作り込みをするという傾向があります。しかし、ドラムのキックが可愛く思えるほどの音量とダイナミックレンジを至近距離で豊かに録ろうとすれば、それは実際的な話として不可能という結果が導き出されます。実際にSSLのマイクプリアンプや、NEVEといったスタンダードでは全く良い結果を出すことはできずに、正直なところ手を焼いていたという所がありました。

全て問題をクリアしてくれたCrescendoという表現もできますが、それ以上に再考に美しいサウンドをキャプチャーしてくれるという表現の方が正しいかもしれません。残念ながら国内未発表の機材で、こうした世界のトレンドに対していち早く反応する多くの人たちが出てくると良いな・・・とも感じています。

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